吾妻ひでおの世界

吾妻ひでおはマンガやアニメのパロディーが好きで、
これ以上のパロディー画が描ける人を、
私は知りません。
私が岡山大学で漫画倶楽部に入っていた時が
彼の絶頂期で、私たちもかなり影響を受けました。
彼はまたロリコン同人誌の創世を“シベール”で果たし、
倶楽部の高須公一郎先輩は、時々彼のアシスタントを
していたようで、彼のマンガのキャラクターになっています。

ななこSOSの連載中にアル中になって、連載は中止。
失踪したり、アルコール病棟で治療を受けたりと、
波乱万丈の人生でしたが、“失踪日記”を描いて
各界の賞を総嘗めして見事に復活してくれて、
本当に嬉しい限りです。
絵も線の震えが取れて、以前の絵に近づいて
きましたしね！

吾妻ひでおはマイナーな漫画家ですが、
かつてはいしかわじゅんと二人で
マイナーの帝王と呼ばれ、
互いのマンガで相手の似顔を描いてバトルをし、
これがまた絶妙に面白かったのですが、
二人が描く雑誌はことごとく廃刊になっていくという
げに恐ろしき、まさしくマイナーの帝王でした。

４月２５日、模様替えしました。
今回は吾妻ひでおのコピー画です。

昨年、阪急であった吾妻ひでお展で
買ったものを飾りました。