マンダレーの伝統医学大学で鍼灸用の針の贈呈式。
今回は１万本持って行き、７千本を伝統医学大学に、
千本をヤンゴンの伝統医学病院に、
千本をマンダレーの医療ボランティア団体に、
千本をヤンゴンの医療ボランティア団体に
それぞれ寄贈しました。

伝統医学大学の
博物館に
新しく展示された、
伝統薬の
作り方の模型。

エヤワディ河に橋がかかり、鉄道が
通じたので、今回は列車に乗って
マンダレーに行こうとしたのですが、
列車が１日１本の上、運行時間が
ムチャクチャで、昨日の列車がまだ
着いていない状態。
仕方なく、バスでマンダレーに
移動しました。

２０１２年４月２６日から５月６日まで
今年もミャンマーに行って来ました。
ミャンマーは最近、毎日ニュースで
取り上げられるくらい変化が激しく
なっていますが、実際に現地でも
それを感じました。

象の歯。磨ってライムと混ぜ
皮膚病に使います。

今回もマンダレーヒルにある
日本人兵士の慰霊碑に
お参りして来ました。
伝統医学大学の先生方も
一緒です。

バガン空港にて国内線の飛行機。
国内線ではジェット機は初めてです！

油を詰めた瓶。カモシカの脂肪入りは
少し値段が上がります。

夜は先生方への慰労を兼ねて、
奨学生と一緒に食事会を開きます。
各テーブルを回って、先生方や
生徒たちの話を聞きます。

尼さんたちは、身寄りのない子や
貧しい家の子を預かり養っています。
奨学生に手伝ってもらって、
尼さんたちへの差し入れも毎回
行います。

今年も本村千鶴子さまに
援助いただきました。
学校からの感謝状です。

僧侶へのお布施に食事を捧げます。

奨学金の授与式。
中学・高校６年間の奨学金４人分、１６０万チャット、
医学生２人の１年分の奨学金、１００万チャット、
英文科博士課程の奨学金、３０万チャット、
建築課の奨学金２０万チャット、
イス１５セット３０万チャット、テーブル２０個２４万チャット、
教師用テーブル７個１７万５千チャット、
大雨で壊れた壁の修理代４０万５千チャット、
計４２２万チャット贈与しました。

寺に戻って、奨学金の運営のチェック。

痛みの治療に安くて効果的な水針を教えてきました。
鎮痛薬を投与し続けるより、はるかに安くて即効性が
あります。
膝のツボにキシロカインを注射するティントゥン医師。

国民皆保険が無い国では、医療を受けられない
貧困層のために、ボランティアが発達していますが、
問題は薬代などの資金。薬は高いので、慢性疾患に
対して無償で供給し続けるのは簡単ではありません。

医師もボランティア。

薬剤庫。薬は寄贈されたものです。

待合室の患者さんたち。

スージーパン僧院付属の病院。
ボランティアで週に２回無料の診療が行われます。
スージーパン僧院の責任者エッガダーマ師。

虎骨。

一つの物質から３つの薬を抽出する方法。
重金属も薬として分離されています。

お寺のライオン像の前で奨学生みんなで記念撮影。

医学生の姉弟と

象の足の皮。
皮膚病に使います。

エヤワディ河にかかるパコックへの橋。
ミャンマーで一番長い橋で、半年前にできたばかり
です。この橋のおかげで、今までバガンからパコックまで
船で４時間かかっていたのが、車で１時間以内に短縮
されました。

こちらはバガン時代の
ビルマ族の衣装。

シャン族の衣装を着た元奨学生のハンスーシ。
彼女は働きながら大学を卒業した後、七つの
試験を突破し、ASEANの奨学金でタイの
チェンマイにある大学への留学が決定しました。

ヤンゴンに戻ってから、民族村に行きました。
ここにはミャンマーの各民族の家や道具が
展示してあります。

虎の頭蓋骨。

左はニシキヘビの胆嚢。右は熊胆。

皇帝料理に使う熊の手と熊の頭蓋骨。
中国人がどんどん買って行くそうです。

ヤンゴンに戻る前に、念願のチャイティーヨーへ
行って来ました。ゴールデンロックと呼ばれる
ミャンマーの観光名所の一つです。

この辺りで売っている動物生薬。
カモシカのアブラで皮膚病に使います。

伝統医学大学の博物館

パコックも橋のお蔭で、交通量が
増えました。
新しくできたバスターミナル。

手術室。寄贈された眼科用の手術器具が
あります。年に数回、国内・国外の眼科医が
ボランティアで白内障の手術をします。