２００２年９月、日本の援助で
ヤンゴンの郊外に建てられた
トレーニングセンターにて
アムダの派遣として
２週間の鍼灸教育を行いました。

研修を受けたのは臨床経験豊富な
ミャンマー伝統医学の医師たちです。

マンダレーの伝統医学大学で鍼灸の授業と実習が始まったものの、予算不足で
学生実習用の針は全く足りませんでした。

初めは私個人のお金で微々たる数の針を寄付していたのですが、やがて岡山にある
カクモト商会の角本純一社長の協力を得て鍼灸師の先生方から針をいただくように
なり、２００８年からはセイリン株式会社から大量に針を寄付していただけるように
なりました。
お陰様で学生実習に十分な針が確保でき、伝統医学大学の講師学生共に
感謝しております。

アムダトレーニングセンターにて

独学で水針を会得したアウンミャットトゥン先生と
討論中。

手作りの等身大の銅人

鍼灸用の針は消毒して
再使用可能です。

付属病院の鍼灸治療部門

医学生は青いロンジーを巻きます。

伝統医学博物室

中庭

伝統医学大学入口。
向こうにマンダレーヒルが
見えます。

病棟での学生実習。
院長と見に行くと早速捕まり、
中医学での診断とツボの処方を
説明しているところです。

２００９年

２００８年

２００６年

麻痺が改善した患者さんたちと

マンダレーの伝統医学病院にて

ミャンマーにはインド伝統医学を含め
４つの異なる医学を併用する
独自の伝統医学があります。

この他に、華僑の中に鍼灸の技術が伝承され、
アッサイと呼ばれ、
一般にも利用されていたものの、
医学校での教育には採用されていませんでした。

ヤンゴンの伝統医学病院でも治療用の
針を寄贈しています。

２００４年７月に帰国。アムダを退会し、
独自にミャンマーSEEDを設立。
ミャンマーでの廉価医療普及を
継続することにしました。

ミャンマーで鍼灸を教えている時に
視察に来た政府関係者によって
鍼灸の効果が認められ、
２００５年から正式に第５の
伝統医学として教育が始まりました。
教育を担うのは鍼灸トレーニングに
参加した伝統医たちです。

モグサの代用にミャンマー伝統医薬を
使ってみました。
モグサの３分の２くらいの効果です。

伝統的なツボと大脳生理学を
組み合わせた頭皮針。
体のツボだけを使う時と比べ
麻痺の治療効果が格段に上がります。

２００３年７月から１年間ミャンマーに滞在し、
鍼灸教育を行いました。
場所は主にアムダトレーニングセンターですが、
マンダレーの伝統医学病院や
ヤンゴン伝統医学病院でも行いました。

２００５年３月、マンダレーにて
伝統医学大学の先生たちと。
向かって左端前列は
南京中医薬大学から３ヶ月
派遣された王玲玲教授。
この写真は教授の帰国後
南京の医学雑誌に掲載され、
南京留学時代の友人医師が
それを見て連絡してきました。
世界は広いようで狭いものです。

結局、水を買い、給水車で
貯水タンクに補給するハメに。

現ジャパンハート代表
吉岡先生も参加

華僑の中医、翁邦超先生

華僑の団体から出される
中医の認定書

研修終了の後、師を拝む
ミャンマーの習慣

麻痺の治療には
井穴や十宣など
痛いツボを瀉血
します。